肝斑上のしみとり


先のブログ記事にも追記したのですが、かずこ先生が私のCPAPマスクを絶賛してくれたので、こちらにも動画をUPします。最後に「そうはいかない」と、つれないところが、和子先生らしくていいです(笑)。
こちらをクリック→https://youtu.be/0_XMtUm0ThY

さて、少しは美容のお話も書かなければ誰かに叱られそうです。下の写真は、肝斑上のしみとりをした方。 レーザー照射前です。 


下は一週間後です。ピンク色の部分は大きなしみを焼いてかさぶたが取れたところで、細かい茶色の点は小さ なしみを焼いてかさぶたがまだ剥がれずに残っています。 このあと、ピンク色の部分が周りの肝斑よりも逆に濃い茶色になりますが、それは「戻りじみ」という現象で、 平均半年くらいで消えていきます。とお話ししました。通常はこれで診察終了です。

 ところが 5 か月後、この方から「戻りじみもまだ消えていないが、レーザーを当てていない部分も濃くなってし まっている」とお電話がありました。そこで来院いただいて拝見しました。 なるほど、戻りじみの他に、肝斑全体が濃くなっています。これはどういうことでしょうか?

 肝斑というのは、女性ホルモンの変動によって悪化したり軽快したりしますが、季節(紫外線)もまた、増悪因子のひとつです。この方がしみとりをしたのは1月でした。そして5か月後は6月、紫外線が強くなる時期です。
「おそらく季節変動でしょう。もう半年たって冬になることには、戻りじみも消えて、肝斑も薄くなっているはずです」
そう説明しました。
そして半年後、しみとりしてから一年後が下の写真です。
戻りじみは消えて、肝斑の色ももとに戻っています。

ちょっと一年前との比較がわかりにくいかもしれないので、写真を並べてみました。肝斑は変化が無く、しみだけが取れているのがわかりますでしょうか?

肝斑については、レーザーカーボンピーリングを繰り返せば、さらに綺麗になっていく(→こちら)のですが、残念ながらこの方はなさっていません。またその気になったら試してみていただきたいものです。
(R2/2/25記)