あさこ先生の若返り大作戦 (御本人的にはまだ途上)


「クオールで働いて頂いているあさこ先生は私の作品です」と前から何度か書いていますが、御本人のお許しが出たので、概略披露することにしました。

普通、女医さんといえど、こういうのは隠したいものだと思いますが、御自身でも振り返って感慨深かったのと、たぶん余裕が出てきたのでしょう、今の自分が輝いていればこそです。今はうちの分院で働いてもらっているので、ブログに写真UPしてあると、お客さんにいろいろ聞かれたときに説明もしやすいですしね。


私はあさこ先生がまだ研修医のときに当時国立名古屋病院で一緒でした。だから左端の写真の印象しかなかったのですが、今から8年ほど前、私が美容で開業して3年目くらいに、女医さん仲間に勧められていらっしゃいました。40代、左端の写真の頃です。

改造(若返り)計画、と言っても、その都度、一つづつ繰り返して結果今に至るわけですが、下は最初(初診時)の写真。
 まず糸入れました。

次に目袋取り(結膜側から)。


次にかぶさってきていた二重の幅広げます。切ってもいいのですが「切らずに」という御希望だったので埋没でいきました。
かぶさった上瞼を埋没で持ち上げると、直後は角ばった感じになります。中には「外して欲しい」という人もいますが(あさこ先生も「これは外したほうがいいのではないか?失敗ではないのか?と不安そうに何度か相談に来られました)、とにかく待っていれば必ずいいことがあります。下の1ヶ月後の写真の通り丸くなります(注:眉下に切開のあとがありますが、これはうちに来る前に他院で一度手術したあとです。この手術の結果がぱっとしなかったので、お友達に相談してうちを紹介されたという経緯です)

この目の仕事で、ぐっと私への信頼が増したようで、次は口横の脂肪をリポレーザーで焼きました。

さらに糸追加。今度はエックストーシスです。

このリポレーザーと糸の追加は、この後数年間で何回か繰り返しました(頬の脂肪を焼いてボリュームを落としては糸で引き上げる、というのは理にかなっていると思います)。
念のため、私のブログ初めて見る方のために記しますが、糸と言っても溶けない糸ですよ、溶けない糸で繰り返すから、蓄積効果で引きあがって下がらなくなります、溶ける糸は数ヶ月しかもたずに全く元に戻りますから(→こちら)、あさこ先生のような結果にはならないですよ!
しつこいようですが、何度でも記しておきます。溶ける糸ばかり何度も勧められてカモにされてる人可哀想ですから。

3年くらいたって、上瞼の、目尻側がかぶさってきました。こういうときこそ眉下で切開してやるといいです。

この後も糸追加したりしながらさらに3年くらい経ちました。「やはり上瞼のたるみ目の上で切ったほうがいいですね、埋没でよくここまでもたせました、そろそろ限界です」ってことで、切ることにしました。下写真は、直後と一ヵ月後。目尻側切開線が二重のラインより立ち上げてありますが、目尻の自然さを保ってたるみを取るためにはこの方がいいんです。徐々に目立たなくなって消えていきます。
一ヵ月後の写真には頬に青い線が引いてあります。糸も追加しました。お小遣いが貯まると、左右一本ずつ糸追加しにちょくちょくいらしていました。
 それでこのころ、私が「誰かあさこ先生の後輩で分院で働いてくれる人いないかなあ?」と尋ねたところ、「ぜひ私がやりたい。今後も若返りを続ける資金にしたい!」ということで、あさこ先生御本人が働いてくれることになりました。

下はちょうど一年前に、アトリエが順調に立ち上がったお祝いでエックストーシス追加したときの写真(デザイン)です。この後、スプリングアプトス(→こちら)も左右一本づつ追加しています。

で、今(55才)が下写真。10年前と並べてみました。

いかがでした?もちろん彼女自身ジムに通ったり(ボクササイズにはまったそうです)、色々頑張った結果ですが、要所要所でかゆいところに手が届くように私が補助して差し上げたという自負はあります。

プチ整形には、その場限りであとにまったく効果を残さないものと、僅かながらでも効果が続くものがあります。そして効果を残すものを上手に繰り返していくと、10年くらいで実に自然に仕上がって来ます。一回でがっつりの「美容整形」とはここが違います。
盆栽の枝の手入れみたいなものです。

どこか雑誌やテレビの方、ここ見てたら、あさこ先生を取材してくれないかなー。御本人、所属する医学会や大学の同窓会・同門会で注目されるだけでは物足らなくなってきたらしいです。

あさこ先生のように経過写真オープンにしてくれる女医さんは珍しく、ほとんどは極秘、最高機密事項です。うちに溶けない糸入れに来た女医さん軽く100人以上はいますが、ご自身のクリニックのHPやブログで「鶴舞で溶けない糸入れてきました!」って正直に書いている方見たことないです。「自分でヒアルロン酸打ってみました!」とか「溶ける糸入れてみました!」っていうのは多いんですけどねー。ヒアルロン酸や溶ける糸だと、プライドが傷付かないからじゃないかなあ。
こと若さ、美しさに関しては、正直な女性というのはまれみたいです。親友であればあるほどライバルでもあります。まして女医さんはなおのことでしょう。
患者から見ると、綺麗でプライドの高い女医さんよりも、正直で隠さない女医さんのほうが好ましいんですけどね。女性であることがそれを妨げるのかもです。
その意味でも、あさこ先生の写真は貴重です。全ての女性にとって参考・お手本になりうるものだと思います。
(2015/05/20記)

PS1:「甦れ!!水も滴るいいア・ソ・コ」(→こちら)で募集した感想文が届きました。有難うございました。
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私は現在55歳。閉経は昨年。パートナーありです。
ヒアルプロテクト、約8か月ほど使用してきて、大変気に入っておりますが、まさかこれが膣の潤いにも役立つとは夢にも思わず。
ブログを拝見してから、最初は恐る恐る外陰部に塗ること数日。その後思い切って膣内に塗ってみました。
この時点で膣内に指を入れられたことに我ながら驚き、かつ手ごたえを感じました。

実は、昨年の閉経後は指を挿入するのも痛い状態だったので、当然、性交渉からも遠ざかっておりました。
パートナーに愛はあるので、これは何とかしなくては、「なんちゃらゼリー」が要るのかなぁ、でもそんなの買いに行くのも嫌だなぁと、ついつい後回しにしていたので、手元にあるヒアルプロテクトが使えるなら一石二鳥です!

で、膣内への使用開始後2週間ほどしたある夜、自分にもパートナーにも塗りたくって(笑)、久しぶりに決行!
…効果ありました!おかげ様で、苦痛なく…あとはお察しくださいませ。その後も夫婦仲はいたって順調です(*^-^*)

というわけで、ヒアルプロテクト、これからは上にも下にも大いに活用させていただこうと思います。
今回は貴重な情報をありがとうございました。

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鶴舞公園クリニック 院長 深谷元継

PRP療法―再生医療提供計画の提出を済ませました

※現在ご予約は7ヶ月待ちです。12月分のご予約は5月2日午前中までに全部埋まりました。次は6月1日に来年1月分となります。週に2~3個ですが、キャンセルがありますので、「今日なら行ける」という日があれば、お電話ください。たまたまキャンセルが出た直後でしたら、お入れできます。また、再診の方のボトックスやヒアルロン酸については、少々お待ちいただければ当日可能です。
お電話繋がりにくくて本当に申し訳ありません。300件以上のご予約が1日と2日に集中しますので、スタッフも交替しながら一日中電話対応に追われます。昨日1日に施術を受けた方が「12月の予約を取っておきたい」とおっしゃって下さったのですが、公平のため直接はお受けできず、お電話が切れた時に「今電話してください!」と待合から何度か電話してもらったのですが繋がりませんでした。レーザーカーボンピーリングについてだけは、分院のクオールの枠がまだあります。052-753-8592までお電話ください。お待ちしております。

特定細胞加工物製造届については→こちら 

PRP療法を行っているクリニックは、平成27年5月24日までに特定細胞加工物製造届を地方厚生局に届け出なければなりません。これを怠ったまま5月25日以降PRP療法を施術すると、再生医療等の安全性の確保等に関する法律(→こちら)の第63条第一項により、20万円以下の罰金が課せられます。なお、医師が罰金以上の刑に処せられた場合には医師法第7条により厚生労働大臣は1戒告、2三年以内の医業の停止、3免許の取消しの処分をすることができます(医道審議会令第5条により医道分科会がこの審議事務を所掌します)。

人のことは言えませんが医者というのは世間知らずですから、特定細胞加工物製造届を怠ったままPRPの施術をして「見つかっても罰金20万円ならまあいいか」などと軽く考えていると痛い目に合います。交通違反の罰金と違って医業に関する罰金刑ですからね。戒告で済めばいいですが、医業停止処分を受ける可能性は十分あります。通報(告発と言います)先はもよりの警察署です。担当は生活安全課でしょう。「再生医療等の安全性の確保等に関する法律に違反して罰金刑に該当する医師がいる」と匿名でいいですから電話なり手紙を書くなりすればいいです。

さて、私は既に1月に特定細胞加工物製造届を提出しました(東海北陸管内で2番目でした→こちら)。次のステップである認定再生医療等委員会による審査と、再生医療提供計画の提出も先日済ませましたのでここに報告します追記:5月12日付で受理されました。計画番号PC4150001、東海北陸管内で1番です。)
 
再生医療提供計画の提出は地方厚生局による事務的なチェックはあるものの、基本的には届出ですから、特定細胞加工物製造届と同じく自力で可能なのですが、認定再生医療等委員会による審査はこれを外部にお願いせざるをえません(→こちらに委員会の一覧表があります)。
 
当然有料になります。たとえば大阪大学の委員会は審査料75,600円(→こちら)ですし、日本美容外科学会(JSAS)も7万円くらいを予定しています(→こちら)。
 
私は総額18万円(+税)を支払って、先端医療推進機構(JAPSAM→こちら)にお願いしました。
高いじゃないか?と思われるかもしれませんが、JAPSAMにお願いしたのは、私なりに理由があります。一つは、JAPSAMは名大の元教授の先生方が中心となって組織しているご近所の委員会であるという点で、もう一つは、大阪大学やJSASが提示している審査料の「約7万円」は、あくまで審査料であって、7万円払えば必ず審査に通る、という保証はないからです。
 
これは、あくまで伝聞情報なのですが、某委員会で審査を通すまでには、審査料に加えて結局30万円くらいかかるとのことです。どうしてそういうことになるかというと、審査を一発で通すためには、通るように提出書類を完璧に揃えておかなければなりません。この支援業務が委員会関連のビジネスとして行われるわけです。結果、審査料の相場は7万円でも、総額費用は数十万円になってしまうというからくりです。「貴委員会に審査をお願いします」と申し出た際に「審査は7万円でお受けしますが、書類が多く複雑なので、確実を期すために支援の契約もなさったほうが賢明ですよ」と言われるということです。実際、ある東京の美容クリニックはこの支援業務含めて総額300万円支払ったと聞きました。さすがにちょっと高すぎるので、この場合は不要な工事や設備機器も買わされたということかもしれません。
 
その点JAPSAMは御近所で懇意なので、追加料金を支払わなくても事前に提出書類の不備をしっかり指摘してもらえました。要するに支援業務こみで18万+税であったということです。決して安いとは思いませんが、まあまあ無難な出費であっただろうと私は考えています。

 (4月22日、中日新聞朝刊より)

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名古屋の雑誌「Kelly」にうちのクリニックのヒアルロン酸とボトックスの施術が掲載されました。これはタイアップ記事と言って、ヒアルロン酸とボトックスの日本での正規発売元であるアラガン・ジャパン社が費用を負担する「日本の厚労省の認可を得た正規品(アラガン・ジャパン社の製品)を使いましょう」というキャンペーン記事なのですが、うちがいつも大量に仕入れるので(→こちら)、まあ要するにただで私のクリニックを宣伝してもらえた、ということです。

症例はこのブログでも紹介している写真(→こちら)なのですが、私はこのイラストレーターさんの描く似顔絵が気に入りました。特徴をまったく無くすことなく、しかし実際より格好良く描いてくれたと思います(現実の私はもっとぽっちゃりしています)。
 実物↓
(2015/05/01)

鶴舞公園クリニック 院長 深谷元継