コロナと株価と、鼻の上の横じわの消し方

まずコロナ第二波の今後についての推論から。

先回7月24日の記事で、「死亡者数が少なく、ウイルスが弱毒化しているので、3月4月よりも怖れる必要は無いだろう」と記しました。

しかし、その後、死亡者数は増加しました。私は、このまま、死亡者数増加せずに過ぎていくと予想していたので、この点は外しました。すみません。

 東洋経済オンライン編集部の萩原さんのサイトからhttps://toyokeizai.net/sp/visual/tko/covid19/

死亡者数の推移を見る限り、出口はまだ判然としません。

しかし、現時点では、検査陽性者数の推移のほうが、今後を占うのに適しています。4月と異なり、検査件数が多くなってきていて、実際の感染者数を反映するようになってきていると考えられるからです。

この推移から考えると、早くて9月27日、遅くて10月17日頃には、この「第二波」は落ち着きそうです。


 さて、ここでちょっと、株式の動きに注目したいと思います。

「医者のくせに不謹慎だ」という御批判もあるでしょうが、今回のコロナによる株式の動きは、私のような医師から見ると、とても分かりやすい面があります。その解説です。

まず日経平均の流れです。3月下旬に株価は下がっていましたが、私は先のブログに記したように「春になって季節が変われば、コロナは落ち着くだろう」と考えて、いくつかの銘柄を買いました。予想通り5月にコロナ第一波は落ち着きました。株価回復してきたところで売ったので、4月にクリニック一か月休んでいた分の売り上げがちょうど補填されました。

 


先回の記事を書いた7月下旬には「コロナ第二波に過度な心配をしている人が多いが、もうこれで収束するに違いない。まだ回復していない銘柄はあるかな?」と思って、担当者に尋ねたところ、JRやANAなど交通系がまだ下がったままだということだったので、JR東海を買いました。その後少し下がりましたが、現在は一転して上昇傾向です。来年の東京オリンピック開催直前までは持っていようと思います。

ここからは、コロナ関連ではありません。経済に素人な一人の医者の寝言くらいに眉に唾つけて読んでください。

日本でも特別定額給付金などで紙幣をばらまいていますが、世界中が同じような政策をとっています。これだけ全世界で紙幣を刷りまくれば、紙幣の価値は相対的に下がります。

一昔前なら、インフレになるところですが、現在の社会は、生活必需品の供給が多く、インフレになることはありません。どうなるかというと、バブルが生じます。

お金と言うのは、給付金のように最初は公平に配られても、いずれは偏在します。集まるところに集まっていきます。集まったお金はどうなるかというと、最終的には投資に向かいます。すると株価は上がります。

これからしばらく、株価は、企業の経営状況の実態を反映せずに上がるでしょう。バブルです。

すると、安定資産である金に逃避していた人たちが、金を売って株買いに走ります。現在金価格は少しだけ低下し、その傾向が出ています。しかし、通貨供給量が増えているのだから、いずれ金価格は再上昇すると思います。

もう少し日経平均が上がって、株のバブルが鮮明になってきたあたりが、金が下がって買い時かなあ。もうちょっと先のような気がします。

通貨については、世界の通貨供給が一律に増加すれば、不安になるのは、弱小国紙幣の持ち主です。ドルなど基軸通貨への信頼が強まるでしょう。円もその意味では当分は安泰だと思います。

さて、美容の話です。

和子先生が、鼻の上の横じわが気になるので、ボトックスを打って欲しいと訴えてきました。


 
ボトックスを打つ箇所を決めます。アラガン社のボトックスを一か所につき2.5単位。

一週間後です。よく効いています。鼻の形をみてください。鼻翼がふくらんでいないでしょう?横じわを作っていた筋肉は、鼻翼を膨らませる筋肉でもあったということです。

眉間に近いところのしわがまだ残っているようなので、さらにボトックス追加しました。写真はデザイン。


また一週間後です。だいぶしわは出来なくなりました。


再びコロナの話に戻ります。

「第三波は来るか?」ですが、私は「来ないか、仮に来たとしても、第二波よりもさらに弱毒化しているので、問題は小さいだろう」と考えます。

伝染性病原体というのは、強毒であっても時間とともに弱毒化します。感染者を殺してしまうような強毒病原体よりも、症状が軽い病原体の方が、感染者が社会活動を続けられる分、広がりやすいからです。

だから、第三波がきたとしても、自粛要請や操業時間短縮要請は、もう政府も自治体も出さないでしょう。株価はもうコロナでは占えなくなると思うので、私のにわか相場師もここまでですね。また真面目に仕事に戻ります。

(2020/9/14記)