糸での引き上げのお客様がリピートする理由


(お詫び) 当院は2年くらい前から予約が込み合って来て現在は7ヶ月待ちです。半年ほど前からは毎月1日に7ヶ月先一か月分だけの予約をお受けすることにしました。7月1日は来年2月分の予約日だったのですが、朝10時から受け付けて夕方5時頃には全て埋まってしまいました。・・この一日だけでスタッフは300件以上のお電話の対応に追われました。スタッフも声が枯れるので5人がかりで交替で対応するのですが、電話を切った瞬間に次の電話が鳴るので、交替もままならない状態でした。「つながらない」とお叱り頂いた方には、本当に済みません。自分も、レストランなどを予約するとき、あまりにも毎回「満席です」と断られると、面白くなくて足が遠のいてしまいますから、本当に恐縮しています。
毎月1日以外の日でも、たまたまキャンセルが出ていれば、そのときお電話頂いた方に御案内いたしますので、どうか懲りずにまたお電話いただきますよう、伏してお願い申し上げます。
また当院にカルテのある方のボトックス・ヒアルロン酸注射などは、お電話頂ければ当日対応できますので御利用下さい。レーザーカーボンピーリングは覚王山の分院でしたら予約に空きがあります(→こちら)。


さて、今日は糸のお話です。
あさこ先生のビフォーアフター画像(→こちら)がとても好評のようで、ブログの解析ページによればダントツでこの記事がアクセス一位です。中には「この先生本当に糸だけなのか?骨切りとか大きな手術してるんじゃないか?」と疑う人もいるかもしれませんが、誓ってそれは無いです。

もっとも、一回の施術でこうはなりません。一回施術すると、とくにエックストーシスの場合、「戻り」があります。しかし「溶けない糸」で施術した場合、100%戻ってしまうわけではなく、個人差はありますが、ある程度は持ちこたえるというか、効果が残ります。
これを繰り返し、積み重ねて、さらにヒアルロン酸で肉付けしたりリポレーザーで削ったり引き締めたりしていくと、あさこ先生のような結果になります。

あさこ先生はまだ数十本だったと思いますが、うちの最多本数の方は130本です。その方に最後に糸を入れたのはもう4、5年前ですが、その後もヒアルロン酸やボトックスを打ちに通っていただいてますので、私も興味深々で経過をみていますが、これだけ本数入れると落ちてこないですね!頬や輪郭のたるみに関しては、まったく時が止まったようです。
130本まで入れたのは、彼女自身が強く希望したからで(直観の強い方です)、130本で打ち止めにしたのは、それ以上物理的に入りにくくなってきたと私が判断したからです。細い糸といえど、直径や体積はありますからね。新しい糸が入り込む余地・スペースが無くなってきます。
見た目も、頬を触った感じもごく普通ですよ。糸が(それも130本)入っているとはとても思えません。
彼女は著名人で、テレビにも出演なさいます。ときどき拝見するたびに「まさかこの人が130本糸入れてるとは、テレビのスタジオにいる誰も知らないし判らないだろうなあ。」と感慨深いです。美人ですし、ブログでお見せできないのが本当に残念。

前置き長くなりましたが、糸の症例写真です。
術前(初診時)

一回目糸の引き上げ直後。デザインはエックストーシスとアプトスのコンビネーションです(定番)。法令線などにヒアルロン酸も入れてます。

 下はそれから1年半後。「戻り」はありますが、「残り(持ちこたえ)」もあるのが判りますでしょう?

下は2回目糸を入れた直後。デザインは前回と同じです。

この方は、これで2回目ですが、これを繰り返していくと、だんだん「持ちこたえ」が蓄積されて直後の状態が維持されるようになっていきます。それが、あさこ先生の現在です。そしてそれは永続します。だいたい100本くらいを目途というか目標と考えるといいようです。上の方は一回に8本入れてますから、計16本ですね。
単純に計算すると、一回の施術が24万円ですから、100本までは12回くらい、24×12=288万円となります。「結構高いじゃないか」と思われるかもしれませんが、これ、必ず100本入れましょう、100本入れなければ意味無いですよ、じゃないですからね。入れれば入れただけ効果はあります。あとは各自のお財布と相談、って感じです。

上記の話は「溶けない糸」での施術ですよ。「溶ける糸」ではこんな蓄積効果期待できないですよ。
「溶ける糸」の売り文句は「溶けるから安全」ですが、よく考えてもみて下さい。この場合の「安全」って単語は「まったく元に戻ります」と言っているのと等価です。もしも元に戻らない何らかの効果があるなら「溶けるから安全」とは言わないでしょう。
「溶けない糸」で上手に施術して良い蓄積効果出していくのが正しい糸の施術です。以前にも書きましたが、ちょっとづつ盆栽の枝を手入れするような気長でしかし確実な作業です。
溶けない糸で下手な施術をすれば、確かに「安全」とは言えないですね。「溶けない糸は危険」と言う医者がもしいたら、それは「私は糸を入れるのが下手です」と告白しているようなものです。
・・・しかし「溶けない糸は危険」って言っている医者っていないですよね?私は知りません。「溶ける糸は安全」と謳う医者はよくいますけどさ(笑。

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咲江先生(→こちら)とのツーショット。二人でビタミンCローション(シュシュとチュチュ)の試作品持ってます。近日発売予定。乞うご期待です。 ※発売しました→こちら

(2015/07/04 記)

鶴舞公園クリニック 院長 深谷元継