<深谷先生、ご登壇決定!>

・・だそうです(汗。
http://medical-cafe.biz/index.php?itemid=61&catid=8
(画像をクリックすると「メディカフェ名古屋」サイトに飛びます)
 
うちのクリニックの近くに名古屋工業大学があって、そこに水谷章夫先生という昔からの知人がいて、私は世間が狭いのですが、水谷先生は世間を広く保ちたいらしく、というのは、大学教授と言うのは、自分のところのゼミの学生の就職の世話をしてあげなければならない(水谷先生偉い!)。・・ただ、聞く所によると水谷先生、他のゼミの学生の就職の世話までしてるらしいから、生来面倒見がいいんでしょう。

 その水谷先生が、わざわざクリニックまで出向いていらっしゃって「深谷先生、僕の知人の女性が主宰しているメディカフェという集まりがあって、ひとつ一時間ほど話をしてあげてほしいんだけど。」いや、確かに、昔国立病院の勤務医だったころの私は、アトピー性皮膚炎やらシックハウス症候群・化学物質過敏症などの関係で、お声がかかれば、これも社会啓蒙のためと腹をくくって、日本全国どこへでも馳せ参じました。その頃の社会派的医師のイメージ(今の私しか知らない方には初耳でしょうが、昔はそういうことしてたんです)から考えると、名駅で一時間の小講演など、お茶の子と思われるのも無理はないですが、私には就職の世話をしてあげなければならない学生はいなくて世間を広げる必要もないし、クリニックは3ヶ月先まで予約で混んでて、毎日電話口でスタッフが、予約が取りにくくて御迷惑かけてるお客様に頭下げてるし、「深谷先生、クリニックの宣伝になるからちょうどいいだろ?」「いや、これ以上宣伝しても、私の体は一つなんで、宣伝のためにその時間クリニック閉めますとなると・・お客さん怒るでしょ?」「あはは。」どうも冗談だと思われてるみたいです。

 なんとかその場は断ったのですが、次に袴田さんという主宰者の女性といっしょにいらっしゃいました。この袴田さんがまた腰の低い方で、古い知己の水谷先生相手ならともかく、初対面の女性に拝み倒すように懇願されては断るのも気の毒だし、「クリニック、7時まであるんですが・・、うーん、ちょっとだけ早く上がって7時からでもいいですか?」「ええ、ええ、結構です。」9月6日<深谷先生、ご登壇決定!>と相成りました。

 何でも、名工大の産学協同と言うか、学内発信ビジネス関係の委員をしている方だそうで、月一でお医者さんを呼んで、みんなでご飯食べながら、気軽にいろいろあれこれ聞きたい、っていう会らしいです。水谷先生は環境工学、温湿度調整が御専門のはずなのですが、なぜか昔からこういう医学系ネタに枝を伸ばしたがります。

 それで、せっかく<深谷先生、ご登壇決定!>と期待されているのに、また固辞を重ねてようやく口説かれたのに、お客さん集まりませんでした、ではちょっと立つ瀬がないので、自分のブログでアナウンスしておこうと考えてこれ書いています。よかったらいらしてください。

 さて、このメディカフェで、いったい何の話をすればいいのか?そもそも、私がそこで話をするメリットは何か?・・クリニック自体は、予約が取りにくい状況が続いているし、昔やってた社会活動的なことと違って、若返りやら美容やらのお話をすることが、社会正義あるいは社会貢献にかなうとはどうも思えません。結局のところ、個人の願望・欲望を満たすと言うだけのことですからね。いや、軽んじているわけではないですよ。人が幸せになる、幸せを取り戻すために、大切なことだとは思うのですが、あくまで個人の世界の話であって、メディカフェとか講演会とか、そういうのとは親和性が低いと思うのですよ。聞きたい知りたい人は今の時代、ネットで調べるだろうし。

 あえて、こじつけるようにして、私がリアルで登場する意味を考えるならば、深谷先生ってどんな人なんだろう?っていうのを、まのあたりに、なおかつ多数の中に隠れた状況から観察できるってことかなあ?・・
 私のクリニックや、私という医師に関心は持っていても、一人でクリニックに訪れるのはまだちょっと考えてしまう、っていう将来的なお客様には良い機会かもしれません。
となると、お話の内容というよりは、「ふーん、深谷先生ってこういう人なんだ。」というのが、判り易い立ち振る舞いというか、私そのものをお見せすればよいわけで、そう考えると、なんだか、にわか芸人さんにならねばいけないような気がしてきます。

 まあ、実際、このブログもそうですけど、お医者さんの書いた文章を読む人は、内容もさることながら、そこから滲み出る「お人柄」のようなものを感知しようとしている部分もあると思います。その辺は、もう長いこと医者やってきてますから、承知してはいます。

 ということで、私がどんな人か?をリアルで遠目に確認してみたい、という方にお勧めの集まりということになりましょうか。

 「お好きなことをお話していただいていいです」とのことなので、ネタは頭絞って考えますが、毎日やってるカウンセリングのようなことを、ひとわたり繰り返すって内容に落ち着くかなあ?あとは、なんか、小話・エピソードみたいなことを、ちょっと添えてですね。

 だけど、本当は、この美容若返り・プチ整形というのは、私を見るよりも、私がいるクリニック全体をトータルに見て欲しいのですよ。内装やスタッフの雰囲気、それに加えて私と言う人間あるいは医師がいるわけで、一つの舞台、総合芸術みたいなものです。たとえていうと、日本料理の料理人が家庭に出張料理に行って、本当にその料理の味が伝わるか?ってことです。器からお席、仲居さんの愛想まで、本当は全部を含めて料理だと思うのです。

 決して自分の腕を、スタッフの愛想でごまかしてるってことじゃないですよ。日本料理だって、結局は料理そのものが肝心です。だけど、料理の味だけで、日本料理は語れないはずで、それと同じことを、私は自分のクリニックに感じます。
自分の力にそれなりの自信はありますが、決してそれだけではない、ということです。

☆ーーーーー☆ ーーーーー☆ーーーーー☆ーーーーー☆ーーーーー☆

 さてさて、先日来宣伝しております、私が作った化粧水「ヒアルプロテクト」ですが、英語版通販サイトが開店しました。
http://drfukaya.ocnk.net/
(画像をクリックすると通販ショップに飛びます)
 
 ヒアルプロテクトを気に入ってくれた、英国在住の方が翻訳作成してくれました。

 英語名は、“Dr.Fukaya’s skin repair lotion”です。なぜかというと、医者の名前を冠したほうが、向こうでは信用が高くなるのだそうです。

 左上に“DR.FUKAYA’S BLOG”とありますが、これは最近書き始めた英語版ブログです。もっとも内容は、アトピー性皮膚炎、とくに脱ステロイド関連の情報提供なのですが。
早くもコメントがいくつか付いてます。
http://mototsugufukaya.blogspot.jp/  
 (画像をクリックするとサイトに飛びます)
  
 管理画面のアクセス解析を見ると、やはりアメリカ・イギリス・オーストラリアが多いです。意外と 日本からもアクセスあります。まだ告知してないのですが、どこかからか検索でひっかかるのかなあ?
 
ヒアルプロテクト、アトピー性皮膚炎でのステロイド外用による皮膚萎縮を予防する効果があるということで、思い立って製作したのですが、老化による皮膚の萎縮にもはっきりとした効果が報告されています。
 
 日本語版ショップサイトはこちらになります。ぜひ一度お試しください。
http://fukaya.shop-pro.jp/
(画像をクリックするとヒアルプロテクト通販サイトに飛びます)
(2013年6月22日記)