スプリングアプトスについて(その3)


その1は→こちら
その2は→こちら
糸の引き上げで「スプリング」と呼ばれているものには、「スプリングスレッド」と、「スプリングアプトス」とがあります(→こちら)。私がやっているのは、スプリングアプトスとほぼ同様の施術で、私が自作した糸を使っています。

 この糸の作製方法と入れ方の動画は→こちら。0-0のナイロン切り糸と金属製クリップ、20Gの長針と14Gのスパイナル針、あとオートクレーブがあればれば出来ます。関心のある先生、試してみて下さい。
もし実際に作製するところや、糸入れるところ見たければ、見学も可能です。お電話ください。
ちなみに、エックストーシスについても同様で、韓国から千切れやすい長い糸購入している先生いるかもしれませんが(→こちら)、プロリンの原糸購入して加工(日本で職人さんに依頼)したほうが良質なものが出来ます。これも良かったら仲介しますのでお問い合わせください。こういったことは、自分で考案したノウハウではありますが、私は隠すよりも皆さんに披露して「どうです、良いアイデアでしょう」と自慢して悦に入るほうが好きなんです。
また、この手の糸って、たいてい規制の緩い韓国製かヨーロッパ製です。日本の厚労省はお堅いので、こういった美容向けの医用材料を軽々しくは認可しません。だからといって、海外製の出来合いの製品を、日本の医者がただただ有難がって使ってるだけって、なんか嫌です。大和魂、あるいは反骨精神ですね。

さてお待ちかね、症例写真です。
術前。

まずエックストーシス入れます。デザイン↓

下は一週間後。しみも同時に取ったので、一週間後のしみの再診のときに撮ったお写真です。

このあとこの方、味をしめて半年後に糸追加と、口横の残り脂肪をリポレーザーで焼きました。
その後2年ほど経って「またちょっとたるみが気になってきた」と来院されたときが↓写真。

もちろん、最初に比べれば引き締まって効果続いてはいるんですが、口横のたるみと頬のそげが気になってきました。
こういうケースに向いているのが、スプリングアプトスです。

施術直後。口横の針穴付近のエクボは、いずれ判らなくなります。

スプリングは、コイルに太さがあるので、頬のそげをヒアルで埋めたような感じになるので、口横が上がって頬そげを改善します。
この方、また2年後くらいにいらっしゃるんじゃないかな。うちは糸のリピート率高いです。

現在、毎月1日に7ヶ月先の予約お受けしているのですが、そのお電話もなかなか繋がらなくて本当に恐縮です。私は一日だいたい10人くらいのお客さんの御予約をお取りしています。朝10時―12時と午後14時半―19時の6.5時間ですから、お1人平均40分になります。
基本、土日も休まず働くので、一月30日として予約枠は一月に300人。これが毎月1日の朝10時から19時でほぼ埋まりますので、9時間で300人の御予約お取りするとして、スタッフはだいたい2分毎に受話器をとっています。
御予約で多いのは圧倒的にしみ取りです。糸の施術は静脈麻酔なので、60分枠でお取りします。多い日で一日3人、無い日もありますが、だいたい平均一日1人くらいです。月に30人、年間360人に入れている概算です。
お電話つながらないお客様には申し訳ないのですが、どうか懲りずにまたお電話してみてください。また、「今日なら空いてるから行ける!」という日がありましたらお問い合わせください。たまたまキャンセル枠があるかもしれません。

閑話休題。
クリニック2Fの窓をカーテンで飾りました。ちょっと見にくいですが、ランの鉢植え置いてあります。

夜、LEDでライトアップします。

きれい♪。だけど、なんか妖しい(笑)。

この飾りつけは、私のアイデアではありますが、あくまで女性のお客様を想定しての私の趣味です。仕事を離れると、私は平凡な男性です。
妖しい飾りつけするからといって、オネエではないです。最近お客様で疑惑を持たれた方がいらっしゃったそうで、スタッフ一同噴飯したので、念のために記しておきます。
(2015/09/14 記)

鶴舞公園クリニック 院長 深谷元継