23才の子に溶けない糸リフトしました(2)

23才の子(Rさん)に糸リフトして10日経ったんで、来院してもらって続編動画撮りました。

 

https://youtu.be/fC6jo-dq61w

 内容の解説は映画のネタバレみたいなので控えます。どうぞご視聴ください。

なかなか再生数伸びないんですが、私がインスタとかXとかのSNSやってないのも関係あるみたいです。SNSで積極的に拡散すると良いらしいですが、ネット上だけの知り合いが増えるのが、どうも性に合わなくて。

そんなこと言ってるとどんどん時代に取り残されていくのかもですが。

だけど、私が上げた動画の中でいちばん再生数の多いのって、スプリットタン手術(25万回 https://youtu.be/nPx3xKK38Mk )なんですよ。しかし実際にこの施術しに来る方って、年に1人か2人くらい。

だから、再生数多いほど集客になるというものでも無さそうです。

動画を観て「こういうことなら自分も溶けない糸リフトやろう!」って背中の一押しになれば、あるいは溶ける糸リフトや切るリフトを考えていた人が、溶けない糸の方が自分には向いてるのかもしれない、と考え直してくれれば、さらに欲を言えば、溶けない糸リフトに否定的な考え方のお医者さんが認識を修正してくれれば、って願います。

要するに再生数ではなく、ターゲットと想定している人たちの目にどれだけ触れてくれるかですね。

実際、溶けない糸リフトは効果が無いとか危険だって唱えてる先生や、ネット上の美容外科の専門家気取りの素人さんたちって、およそ漠然とした不信や不安に囚われているだけだと思うんですよ。

なんとかそこを解きほぐしたい。

変な話しますが、コロナで下がってた時期に株と金のETF買ってたんで、最近売ったら1億円利益出ました。私65才で、娘夫婦は医者やってるし、本っ当にお金に困ってない。

開業時含めて人生で一度も借金したことが無い。開業資金はたしか内装代とレーザー代合わせて3千万円くらいでした。自己資金で足りた。

だから「金儲けで溶けない糸リフトやってる」とか変なこと言わないで欲しい。なぜこれやってるかというと、たまたま人生で糸リフトに関わっちゃったからです。

昔からそうなんですが、私は「正当に評価されていない」物事に対する肩入れが好きです。自分の中の男気が、なぜかメラメラと燃え上がる。

これが溶けない糸リフトを擁護する最大の理由かもしれません。

ちなみにスプリットタンの施術ももっと見直されて良いと考えています。

身体改造願望を抱えている人って、タトゥーから入ることが多いんですが、タトゥーって消すのが大変だし、入れていることで職業制限があったり、デメリットが多い。後悔しているけど消すに消せない人多いはず。

それに比べると、スプリットタンって、一見じゃ分らないし、たぶんだけど気が変わったらくっつけることも出来る。それでいて自分の中にはっきりとした個性、他人とは異なる部分を構築できるので、そういう欲求がかなり満たされる。

あと、なかなか書いてない事なので、この際はっきり書きますが、スプリットタンにすると、めっちゃモテるらしいんですよ。これある若い女性に診察室で聞いた時は、目からウロコでした。そうか、そういう効果があるのか。

その女性は、単なる身体改造願望からスプタンにしたんですが、飲み屋で舌先ベロベロって動かすだけで、男たちの目が釘付けになるんだそうです。フェラチオが気持ちよさそうだって。

私が「なんでスプリットタンにしようと思ったんですか?」って不思議そうに聞いたら、笑いながらそこまで教えてくれました。私がよほど純情そうに見えたんでしょう。

「溶けない糸リフトと、スプタンのフェラチオの話をごっちゃにしないで欲しい、不謹慎な」って言う人も世の中にはいるかもしれません。しかし私の中ではあまり区別が無い。

要するに、若く見られたいとか、異性にモテたいとか、欲求・欲望に奉仕する医療です。根っこは同じこと。

良いことだと思いますよ。幸せって欲求・欲望を満たすことだから。

欲望に貴賤なんて無い。

私の中にあるのは、金儲けでも邪心でもなく、医療行為という道具を正しく使って、誰かを幸せにすることです。そこに私の歓びと誇りがある。

病気直すのって、40代で美容外科に転科するまでに結構やったんだけど、せいぜい健康だった元の状態に戻るだけなんで、わりと幸せ感がこちらまで伝わってこないです。どちらかというと不幸感に引きずり込まれかねない。

それに比べると、この美容外科界隈ってのは、上手くいくと、はっきりと相手の欲望が満たされた=幸せになった感が半端ないんで、こちらとしても達成感がある。

この感覚、自分の中ではけっこう明確なんだけど、傍から見ると「変な医者」って評価になりがちなんだよなあ。

今回の記事読んで下さった貴方はどうでしょうか?私のこの感覚、理解共感いただけますでしょうか?

とにかく別に「金儲け」で糸入れてるわけじゃありません。そこだけは分かって欲しい。

どっちかっていうと、今の私は、手持ちのお金、残された人生でどう有意義に使って楽しめるかって悩みの方が大きいです。

念のため書いておきますが、そこまでの大金持ちじゃ無いですよ。そもそも私、あんまりお金遣う人間じゃ無いので相対的に余裕があるだけ。あと、お金で苦労したことが無いので、基本的に金銭欲が薄い。

お金にこだわる人って、若い頃にお金で苦労した人だと思うんですよ。私は違った。兼業農家の跡取り息子で、基本的に自給自足っぽかったし。

今回は変なこと書いちゃいました。またスタッフに怒られそうだな。

溶けない糸リフトは感染が怖い??

ちょっと思うところがあって動画を2本UPしました。

まあこれはもう解説は野暮でしょう。映画のネタバレ書くようなことになるので。

是非動画をご視聴ください。

「溶けない糸リフトは感染が怖い??」

 

https://youtu.be/o-zMjYLpF5I

23才の子に溶けない糸リフトしました」

 

https://youtu.be/A-PyE023KeI

ちょっと前に65才になりました。

まだ元気みたいなので、もうあと少しだけ働こうと思います。他に趣味も無いし、この仕事辞めたらやる事が無くなっちゃうからなあ。

私の顔がもし65才にしては若いと思っていただけるのであれば、それは20年ほど前に入れた溶けない糸リフトのおかげかもしれません。

(2024/04/26記)


「糸リフトなんて効果無い」という人にぜひ観て欲しい動画・短縮版

 先日UPした「『糸リフトなんて効果無い』という人にぜひ観て欲しい動画」(その1)(その2)の、短縮版を作りました。

 雑談が多くて、手早く内容だけ理解したいという人はイライラするかもしれないなと思ったからです。

 

「糸リフトなんて効果無い」という人にぜひ観て欲しい動画(その1)短縮版

   

「糸リフトなんて効果無い」という人にぜひ観て欲しい動画(その2)短縮版


 ついでに英語バージョンも作りました。今はAIの発達によるのか、Googleの翻訳機能が本当に向上しましたね。

 

A must see video for those who think thread lifts have no effect Part 1 Shortened version

  

A must see video for those who think thread lifts have no effect Part 2 Shortened version


 さて、(その3)ですが、実際の施術や、トラブル対策(感染した糸を取り除くなど)の動画とその解説をしようと考えていたんですが、「ちょっと生々しくて引かれるんじゃないか?」「怖ろしくなってかえって糸リフトをしようと考えていた人が尻込みしそう」という意見がスタッフの間で多かったので、DVD付き書籍の形で出版しようかと考えています。

 これなら、本当に詳しく知りたい、特にお医者さん達への情報発信になるでしょう。

 価格は1万円くらいにしようと思います。営利を目的とするわけじゃ無くて、本当に情報として知りたい人だけが入手できるような、適度な敷居の高さを設けるという感じです。

 早速「はじめに」の文章を書き出してみました。

はじめに

筆者は2003年頃からほぼ毎日スレッドリフトの施術を行っており、正確な計算では無いが、年間延べ300例と考えると、20年間で6千例、一度の手術で平均8本の糸を入れるので、48千本の糸を入れたことになる。

少なくとも日本では、私よりも多くの糸リフトの施術を行った医師はいないのではないだろうか?

原型はもちろんジョージアのスルマニゼ医師が提唱したものだが、私なりに工夫や改変を加えており、独自の糸リフトとなっている。

私は今年で65才になる。60才になったときに「あと5年くらいは仕事できるかな?」と思っていた。それで糸リフトの仕事のまとめのつもりで、いくつか学会報告をして論文も書いたのだが、65才になった今、もう少し仕事を続けられそうな気がしている。

あと10年たつと75才になる。さすがに引退すべき年齢に達すると思うが、よくは分からない。

とりあえず65才の節目として、自分がこれまでやってきた糸リフト手術の具体的で詳細な内容を、動画付きの書籍で世の中に報告しておこうと考えた。私が行ってきた糸リフトは、溶けない糸を用いるので、私が引退したあとに患者を引き継いだ先生がたが、手術の際に糸を見つけ、「深谷先生はいったい何をやっていたんだ?」と困惑するかもしれない。この書籍は、そういう先生方への申し送りの意味もある。

また、私の中には、一人の職人として、自分が工夫を重ねてきた技術や考え方を、誰かに受け継いで欲しいという願いもある。

表題は「鶴舞公園リフト」としたが、あくまでスルマニゼ医師のオリジナル施術からの改変を強調するためのもので、誤解して欲しくないのだが、私自身、この書籍で名を残したいとか、そういう自己顕示欲的な目的はない。

若い人には理解しにくいかもしれないが、この年になるとそういう社会的な欲求は衰える。

だから、これを読んだ医師が、本書を元に、さらに工夫を重ねて自分なりの施術を作り上げるのも良いだろう。

そもそもが「返し付きの糸」によるたるみ引き上げも、スプリングアプトスも、スルマニゼ医師による発想だ。私はこの20年間、彼のおかげで本当に良い経験をさせてもらった。

なので、彼の許可を得たわけでは無いが、この書籍をスルマニゼ医師に捧げたいと思う。というよりも、まずは書き始める前に彼に敬意を表したい。礼儀である。

あわせて、彼の施術をいち早く日本に紹介した、高須クリニックの高須克哉先生への感謝も記しておきたい。私自身は既に知人のロシアの医師からアプトスの施術を教えて貰ってはいたのだが、高須先生の2000年代初頭の学会講演が、私が本格的にこの施術に取り組もうと考える大きなモチベーションになったからである。

 

最後に高須先生への謝辞を記しました。最近は闘病生活を送っていらっしゃるようですが、私がまだ美容外科医として駆け出しであったころに、高須先生が学会で報告なさっていた、その当時日本ではまだよく知られていなかった世界の美容外科の様々な施術の紹介動画は、本当に刺激になりました。高須先生がこれ読んで下さるといいんだけどな。有難うございました。

「糸リフトなんて効果無い」という人にぜひ観て欲しい動画(その2)

和子先生が動画(その1)を観て褒めてくれたので、勢いついて早速第二弾作ってみました。

 

https://www.youtube.com/watch?v=eDkUUxNcumo

ご視聴よろしくお願いいたします。

 

和子先生の作品もご覧ください(手編みが趣味でリカちゃんの洋服を診療合間に編んでいる)。

実物は本院二階にある「鶴舞公園クリニックスタジオ」の受付カウンターに飾ってあります。



「糸リフトなんて効果無い」という人にぜひ観て欲しい動画(その1)

ちょっと思うところがあって、表題のような動画をYoutubeUPしました。

どうぞご覧ください。

 

https://youtu.be/nvLevhNxe7I

「思うところ」って言うのは、これまでこのブログのような文章表現で情報を発信してきたのですが(もっとも最近はサボっておりますが)、今の時代、映像・動画の方が伝わりやすいのかもしれない、とそう感じることがあったからです。

時代の流れなんでしょうね。頑張って付いていかなければです。

この4月で65才になります。60才になった頃に「あと5年くらいで引退かなあ?」と書いた記憶があるのですが、どうもまだあと10年くらいは仕事出来そうです。というより、今の私が仕事辞めたら、時間を持て余してしまいます。

なので「先生、あと5年で辞めちゃうんですか?」「先生、私より先に死なないでください!」とかいろいろ言ってくださったお客様方、まだしばらくは大丈夫っぽいのでご安心ください。

この動画は「その1」です。第2弾、第3弾と作っていきますので、ご視聴よろしくお願いいたしますね。