目周りの若返り

  
あさこ先生(これまでの経過は→こちらこちら)の上まぶたがかぶさってきて、笑うと鼻筋に横じわが入るようになってきたので、再度上まぶたのたるみ切除+今回は上まぶたの脱脂をしました。


鼻のあたりの横じわというのは、意外と目頭付近の脂肪のふくらみが原因だったりするんです。これは下まぶたの目袋と同じく眼窩内脂肪の出っ張りですが、上まぶたでは正中ではなく目頭・目尻より(下図)で膨らんでくることが多いです。目頭側の脂肪を除去してやると、鼻筋の皮ふがしっかり引っ張られるためかと思いますが、鼻筋の横じわ感が目立たなくなることが多いです。
上まぶたのたるんでいる皮膚を取ってみたけど、どうもすっきりした感じにならない、という方は、この目頭・目尻の脂肪を取り除くと、痒いところに手が届くかもです。

 施術直後です。


一週間後、抜糸直後です。小じわは腫れが退くとともに消えていきます。目頭・目尻ともすっきりした感じになって、鼻筋の横じわも目立たなくなります。

 ちなみに下はたまたま同日に施術した、上まぶたたるみ取り+目袋の脂肪取り(結膜側から)の方。上まぶたの脂肪は抜いていないのですが、目袋とおなじように眼窩内脂肪が、上まぶたでは目頭寄りに膨らんでいるのがよく解ると思います。

この方の場合は、下まぶたの目袋が苦になっていたので、まずは目袋を取りました。上まぶたは皮膚を切除しただけで脱脂はしませんでした。

下写真は術直後。

一週間後です。数年経つと、あさこ先生同様、目頭付近の脂肪が気になってくるかもしれませんが、現時点でのバランス的には、まずはこれで大丈夫と思います。

 現在、私は新規の目周り手術のご予約をお受けしておりません。なぜかというと、上に記したような目周り手術と言うのは、美容外科においては基本的なものであり、私と同等あるいはそれ以上に上手になさる先生がいると思うからです。とくに昔ながらの切る系の美容外科を長くやってきた先生方にとっては本領発揮でしょう。それなのに7ヶ月先の私の施術のご予約をお勧めするのは、どうにも気が引けます。このあたりは私は本当に謙虚というか小心者なのです。
うちのクリニックの予約が少なくなって余裕ができたら(少なくとも待ちが3ヶ月くらいになったら)、メニュー復活させたいと思っています。そのときにはまたよろしくお願いいたしますm(_ _)m。

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あさこ先生、抜糸の日に、ときどきお昼休みに遊びに来る私の元同級生と一緒になりました。
彼は社交ダンスのパートナーを探しており、身長160cmのあさこ先生がちょうど釣り合うようで、あさこ先生に熱心にプロポーズしていました。写真はそのあと、3人で近所のフラリエ(旧ランの館)に行って、ステップの手ほどきを受けているあさこ先生。
年を重ねても、こうやって若返りを頑張って人生を楽しめるといいですよね。
 (2015/12/18 記)

首の若返り(スプリングアプトス、ヒアルロン酸、PRP)

 
次のご予約受付は平成28年1月5日(火)朝10時からになります。平成28年8月分をお取りします。よろしくお願いいたします。

お顔がきれいになると、皆さん次は首を気になさいます。首と言うのは動かすところなので、なかなかしわやたるみが取りにくい部位なのですが、それでも出来ることはあります。

1) スプリングアプトス
スプリングアプトスについては、先回(→こちら)の記事で解説しました。正面に二本筋が入ったようなたるみ方をしている場合に、あごの下でスプリングアプトスを仕掛けると、うまくいくことがあります。

術前
 
 
 
術直後

一週間後

横からみたところです。
術前

下はデザイン。あごの下に左右一本づつスプリングアプトスを入れて赤矢印のように縮めることによって、前方に垂れていた部分を持ち上げるわけです。首と言うのはどうしても動かすところですから、引き締め系の糸(アプトスやエックストーシス)だと緩みやすいです。スプリングアプトスのような大きく伸縮してくれる糸のほうが向いているようです。

術直後

 一週間後。糸は皮膚の上から触ってもまったくわかりません。

 2) ヒアルロン酸注射
首のはっきりした横じわに対しては、現時点では、ヒアルロン酸がいちばん良いかなあと考えています。ただし、注射手技にかなり気を遣います。また、鏡でよくみると、小さなヒアルロン酸のふくらみが気になる人はいるでしょう。しかし、遠目には、横しわは改善されて映るし、どうしても気になる場合には溶解注射でヒアルロン酸を溶かして元に戻すことも出来るので、その点が納得・受容できる人には向いています。

術前
 
術直後
ヒアルロン酸をしわの凹みに極微量、こまかく打っていきます。

 2週間後。

3) PRP(多血小板血漿)
以前の記事に記してあります(→こちら)のでご参照ください。皮膚が全体的に萎縮しているような感じ(ちりめんじわや鳥肌様のぶつぶつが目立つような状態)に向いています。

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クリニック2階の窓をイルミネーションで飾りました。スタッフにディスプレイのお仕事経験者がいたので助かりました。イルミネーションというのは、ともすればそれ自体が主張が強くて、派手に目だってしまいがちです。この程度に控えめなほうが私は好きです。

今年もまたクリスマスが近付きます。そして一年が終わり、新しい年を迎えます。すべての皆様に幸せが訪れますように。Merry Christmas and a happy new year.

伸縮系の糸について・その2(スプリングアプトスとスプリングスレッド)ー追記あり。


次のご予約受付は平成28年1月5日(火)朝10時からになります。平成28年8月分をお取りします。よろしくお願いいたします。

前回の記事(→こちら)の続きです。「糸の施術で有効なのはスプリングスレッドだけです。他の糸より100倍いいです。」という間違ったことを、念仏を唱える如く、ブログに書き続けている先生を見つけたので、スイッチが入りました。
単純なことというのは、繰り返し聞かされていると、洗脳されます。「○○だけ」とか「100倍」とか、こういったキーワードをちりばめられると、惹かれる人もいるでしょうが、目を覚ましてください。

前記事では、伸縮系の糸は、引き締め系の糸での施術のあと、症例を選んで仕上げに使うといい、といったことを書きました。その一方で、伸縮系の糸を最初から用いてもいいお顔というのもあります。たまたま本日、ちょうどそういうタイプのお顔の方がいらっしゃったので、御了解の上、お写真使わせていただけることになりました。有り難うございますm(_ _)m。
まず、実際の施術の写真です。上から、施術前、デザイン(スプリングアプトス左右に2本づつ、計4本)、術直後です。



 
一見して、きれいに仕上がっているのがお判りかと思いますが、なぜこの方にスプリングアプトスが向いていたかというと術前のたるみ具合から、お肉を下写真のように移動しても、幅広のヒラメ顔にならないだろうと予想されたからです。

ちなみにこの方の場合は、通常のアプトスでもいいと思います。違いは、通常のアプトスは、引き締めが入るので、適応となるタイプのお顔が多いですが、スプリングアプトスは、向いているお顔を選ぶという点にあります。

もっとも、スプリングアプトス、伸縮系であるという点でスプリングスレッドも同じだと思いますが、入れれば、挙がるは挙がります。しかし、やみくもに適応を考えずに入れれば、「挙がったけれども、何かイメージと違う。おかしい。」ということになりかねません。しかし、施術を受けたクリニックに行ってそう訴えても「挙がってるじゃないですか」と言われれば、それまでです。クレームの付けようがありません。
挙がればいいってものじゃない、綺麗に自然に挙がらなければ。
そう考えると、このスプリングアプトス、ひいては伸縮系の糸と言うのは、私は適応は慎重であるべきと考えます。スプリングスレッドも同じはずです。

もうひとつ、前記事にも書きましたが、伸縮系の糸の欠点として、ひきつれが生じた場合に、マッサージして引っ掛かりを外すというテクニックが効かない、抜いて入れ直すしかない、ということがあります。伸縮系ですからね。外そうとしても糸が伸びて外れません。
たまたま今回の方、鼻横に入れた糸の端が引っかかったので、抜いて入れ直しました。なので、引っかっかった写真と、抜くときの術中写真があります。
下は正面から見たところ。上が術前、下は術後(向かって左側の糸端が引っかっかってエクボ状になっています)。


それで、すぐに抜いて入れ直しました。スプリングアプトスの場合、糸にコグ(とげ)がありませんから、端をつまんで引けばするすると全部抜けます(コグではなくて、螺旋と螺旋の間が組織に引っかかる仕組みです)。スプリングスレッドの場合は、外側が柔らかいシリコンゴムで、コグ(とげ)も付いていますから、中央のナイロンと外れて抜くに抜けなくなってしまうことがあるはずです。そうなったら、そこの窪みは永久に回復しません。


 スプリングアプトスは、入れた直後はもちろん、何年後でも、端さえ見つければするすると全部抜けます。下写真は、上の方の鼻横のエクボ(左)と、糸を抜いて入れ直した後(右)です。入れ替えれば、このように完全に回復します。


 世の中、色々な糸が毎年のように登場しますが、私が糸の良し悪しを見極める際に重要視することのひとつに、「最悪、その糸を抜かなければならないことになったときに、自分は抜くことが出来るのか?」があります。スプリングスレッドは、この点が一番ネックですね。
フランスの先生が考えたようですが、発想も陳腐です。たぶんロシアのスルマニゼのアプトスとスプリングアプトスの両方を知って、この2つをくっつけたらどうだろう、と思ったんじゃないかな。それを有り難がって、「糸での引上げはスプリングスレッドが一番!」と、全例スプリングスレッドで済ましている日本の医者はもっと愚かですけどね。
(2015/11/21 記)
(2015/11/23 追記)
前回、伸縮系の糸(スプリングアプトスやスプリングスレッド)だけでも大丈夫なお顔の実例を紹介しましたが、たまたま本日、逆に伸縮系の糸を最初に使わない方がいいお顔の方を施術したので、御了解を得てUPします。ご協力ありがとうございますm(_ _)m。

上段がもともとのお顔、中段がアプトス(引き締め系の糸)6本入れて約2カ月後、下段が今回スプリングアプトスを左右に4本入れた直後です。

この方の元々のお顔にいきなり伸縮系の糸で施術すると、正面から見たときの口横のしわや法令線は改善されますが、その分のお肉が引き締まることなく頬側に寄ってしまう結果、横に平べったい間延びのしたお顔になってしまいます。

なぜかというと、伸縮系の糸というのは、お肉をひっぱって移動するだけで、体積を縮めるわけではないからです。ですから、最初は、引き締め系の糸(この方の場合はアプトス)を用いたほうがいいです。

また、リポレーザーの適応についてですが、下はアプトスのデザインの際にたまたま撮れた笑ったときのお顔ですが、笑ったときに口横に脂肪は目立ちません。ということは、この方の場合は口横にたるみはあるが、それは脂肪の重みによるものではないです。ですから、リポレーザーはあまり効果はないでしょう。


まとめると、部分的に落ちてきているようなタイプ(先回の記事で紹介した方のようなお顔)は、最初から伸縮系の糸が使えますが、全体的にゆるんだ結果、法令線や口横にしわ寄せが来ているようなタイプでは、アプトスやエックストーシス、場合によってはリポレーザーで、引き締めたり焼いたりして縮めておき、仕上げに伸縮系の糸を使った方が自然に仕上がります。

伸縮系の糸について・その1(スプリングスレッドなど)


ある先生のブログでこのような記事を見つけました。
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超人気クリニックの糸について
2015-11-13 16:46:09
テーマ:たるみ治療
名古屋 40代女性

予約が取れない超人気クリニックで
糸の施術を受けたそうです。
施術直後の効果はさすがだったそうですが・・・
しばらくは引き連れ感・違和感が強く・・
しかも、違和感が減った頃には効果がなくなり、
元通りに戻ってしまったそうです。
なんと、違和感は今でも感じることがあるそうです。
今回スプリングスレッドを受けて
その直後からの違和感の少なさと
100倍と感じるほどの高い効果に
ビックリされていました。

=====
具体的に名指しはされていませんが、うちのクリニックを指していると思います。
「100倍」という数字は、単に誇張した形容詞に過ぎず根拠など無いのでしょうが、あまり面白くはありません。
なぜ面白くないかと言うと、エックストーシスやアプトスといった、引き上げ・引き締め系の糸のあとで、スプリングスレッドのような伸縮系の糸の施術をすれば、効果は高いだろうし、もちろん伸縮系なので突っ張り感・違和感は少ないだろうからです。そこを解っているのか解っていないのか知りませんが、自分の施術したスプリングスレッドの方が優れている、と結論付けている、ここが間違っているからです。
下ごしらえをして、きれいに焼き上げたスポンジケーキの上にクリームを載せて、「どうだ、スポンジケーキよりも俺の作ったケーキのほうが美味いだろう?」と言っているようなものです。

スプリングスレッドというのは、以前の記事でも解説しましたが、2007年にフランスの医師が考案したもので、日本には2010年頃に紹介されています。上の失礼な先生のブログにも、2010年頃からスプリングスレッドの記事が登場するので、この先生もこの頃手技を習得したのでしょう。
伸縮系の伸び縮みするリフト用の糸というのは、この先生の目には随分画期的と映ったのかもしれませんが、決して新しいものではありません。私の知る限りでは、ブルガリアのDr. Serdevが1990年代に考案したSerdiv suture lift(POLYCON)という糸が一番古いです。ネットで調べてみると、好んで用いている美容外科医もまだまだ世界的に多いようです。下の画像は10年位前の国際学会で、私がDr.Serdivから直接購入したものです。

スプリングスレッドの糸は、中心にポリエステル糸がらせん状に芯となって、その周りをシリコン(いわゆるシリコンゴム)でコグを付けて型どったもののようです。
私は伸縮系の糸としては、自製のスプリングアプトスを愛用しているのですが、これと比べたときに、いくつか気になる点がありました。
それは、

1) スプリングスレッドの糸は、直後はともかく、年月が経つと抜けなくなるのではないだろうか?シリコンが柔らかいため、芯としてポリエステルを入れているのだろうから、シリコン自体は千切れやすい。だから組織との癒着後に抜こうとすると、ポリエステルだけが抜けて、外側のシリコンは残るのではないか?
スプリングアプトスの場合は、何年たとうが、端さえ見つければ、完全に抜けます。


2) スプリングアプトスは完全にばねなので、伸縮性は非常に大きい。スプリングスレッドは、ばねというよりはゴムひものようなものだから、伸縮性は劣るだろう。
スプリングアプトスの場合は、一本でかなり上がります。たぶん一本のスプリングアプトスの効果を出すためには、スプリングスレッドは複数本要ると思います。


3) 糸の仕入れ価格は高いだろう。
スプリングアプトスは一本数十円で自作できます。作成法の動画は→こちら


要は、スプリングスレッドに、スプリングアプトス以上のメリットを見出すことが出来ませんでした。
上の先生は、アプトスなど引き締め・引き上げ系の糸の施術の経験がほとんど無いのだと思います。だから、スプリングスレッド以外は全て無意味、みたいな独善的な結論を、お題目みたいに繰り返しブログで唱えるのでしょう。勝手に唱えるだけならいいのですが、こちらに迷惑が及ぶのは嫌ですからね。しっかりと反論させていただきます。
仮に、この先生が過去に引き締め・引き上げ系の糸の施術の経験があったとしたら、彼の「スプリングスレッド以外の糸の施術は無意味」という主張は、過去にこの先生が行った施術で成功例が無かった、ということを告白していることになります。俺は下手だった、と自分で言っているようなものです。ほかにも「目周りの手術は眉下切開以外は無意味」みたいな、斬新な御見解をお持ちのようですが、単に眉下切開以外は俺は苦手だからやらないよ、ってことだと私は解釈します。

ちょっと頭にきたので、たまたま今日いらっしゃったお客様で、スプリングアプトス入れたお二人の方にお願いして、写真使用させていただいて、解説することにしました。「たまたま今日いらっしゃったお客様で、スプリングアプトス入れたお二人」というところ、注目してくださいね。さりげなく書いてますが、私は10年以上、毎日のようにこうやって糸の施術しています。

まずこちらの方。1年半ほど前に入れたエックストーシスです。上は術前、下は術直後。
輪郭引き締まって安定したので、口横と鼻横にスプリングアプトス左右に2本づつ、計4本入れました。上は術前、下は術直後。
スプリングアプトスは伸縮系なので、口も開けやすいし、違和感はエックストーシスよりもはるかに少ないです(たぶんスプリングスレッドもそうだと思います)。
ちなみに伸縮系の糸と言うのは、入れ方も引き締め・引き上げ系の糸とはかなり違います。まず、「引き締めて」はいけません。たるみの取れた、水平に寝た状態で、なるべく引き締めないように均一に入れます。すると起き上がったとき、ぽよよんと伸びて、落ちる肉を支えてくれる、そんな感じです。
逆に言うと、伸縮系の糸でつい引き締めてしまって引きつれが出来た場合には、糸を全部抜いて入れなおさなければ、修正できません。引き締め・引き上げ系の糸のように、入れた後でマッサージして直す」ということは出来ません。伸縮のためにマッサージしても引っ掛かりが外れにくいからです。だから、抜けるかどうか?が重要になってきます。

次はアプトス→エックストーシス→スプリングアプトスと入れた方です。まずアプトスの術前(上)と術直後(下)。ふっくらと丸く引き上がります。
このあとエックストーシスを入れました。下の写真の上段はエックストーシス後1年半経過しています。アプトス+エックストーシスの効果がお分かりと思います。すっきりしていますが、さらに口横にスプリングアプトスと、頬にアプトスを2本追加しました。

以上の2例を見てもお分かりかと思いますが、伸縮系の糸は、私は、引き締め・引き上げ系の糸を施術したあとの仕上げとして用います。
伸縮系の糸を最初からやったらどうか?と思われる方もいらっしゃると思いますが、たまにそれでもいい顔立ちの方もいらっしゃいますが、多くの方は、伸縮系の糸だけだと、なんというか、口横や法令線は改善されても、そのお肉が頬に寄って平ぺったい感じになることが多いです。スプリングスレッドも同じだと思います。コグはついていますが、あれは単に組織に引っ掛けて動かないようにするだけで、引き締め目的ではないでしょうからね。
お顔の正面から見るといいんですが、斜めからみるとちょっと不自然になるはずです。
今回上のブログの先生は、エックストーシスかアプトスかうちでやった引き締め系の糸の施術後の患者さんにスプリングスレッド施術して、ずいぶんうまくいったと小躍りしたのかもしれませんね。私に感謝してくれてもいいくらいの話だと思いますが、少なくとももう少し謙虚に物事を見るようになさったほうが、立派な先生に見えますよとご忠告申し上げておきます。

長くなりましたが、最後にちょっとアナウンスです。私のやっている自製のスプリングアプトス、糸の作り方から入れ方まで、もしご興味のある先生いらっしゃったら、直接ご指導申し上げます。
通常の予約とは別に、お昼休み(12:00-14:30)にやります。ただし患者さんはお連れくださいね。
また、もしここをご覧になっている患者さんで、受けてみたいと言う方いらっしゃって、どこかの先生と懇意で、その先生が私の施術を見てみたいという場合には、その先生介して052-264-0212までお電話ください。
通常の予約は7ヶ月待ちですから、嬉しい方には嬉しい話だと思います。料金は変わりません(スプリングアプトス2本で8×2=16万円、4本はおまけして24万円)。先生の見学代は不要です。
ただし、上に記したようなことですので、私が見て、まずアプトスなりエックストーシスから始めた方がいい、と判断した場合には、そちらからやります。一ヶ月もすれば次の施術としてスプリングアプトス出来ます。
ちょっと上の先生のブログ読んでて頭にきたので、スプリングアプトス普及キャンペーンです。
 (2015/11/19記)
     

糸とリポレーザー(頬のたるみ)


(お願い) 次のご予約受付は、12月1日に7ヶ月後の来年7月分となります。毎月1日と2日の午前中でほぼ一ケ月分の予約が埋まってしまいますので、間違いのないようよろしくお願いいたします。また、当日、電話が繋がらないからとクリニックまでお越しくださるお客様もいらっしゃるのですが、公平のために電話予約のみとさせていただきお断りしておりますので誠に恐縮ですが御了解ください。
毎月1日は、スタッフは300件以上のお電話の対応に追われます。「つながらない」とお叱り頂いた方には、本当に済みません。自分も、レストランなどを予約するとき、あまりにも毎回「満席です」と断られると、面白くなくて足が遠のいてしまいますから、本当に恐縮しています。
毎月1日以外の日でも、たまたまキャンセルが出ていれば、そのときお電話頂いた方に御案内いたしますので、どうか懲りずにまたお電話いただきますよう、伏してお願い申し上げます。
また当院にカルテのある方のボトックス・ヒアルロン酸注射などは、お電話頂ければ当日対応できますので御利用下さい。レーザーカーボンピーリングは覚王山の分院でしたら予約に空きがあります(→
こちら)。


糸とリポレーザーの合わせ技です。あさこ先生に施したのと同じようなことで、頬のたるみに対しては良い方法です。
今回、お客様が「目でも顔でも全然出しても構わない」とおっしゃって下さったので、目にモザイクかけずにお見せできます。実際、お綺麗な方ですし、目にモザイクするのはもったいないです。
一年半ほどの間に糸3回、リポレーザー一回施術しました。
最初の糸の施術。アプトス(短い糸)左右4本づつ。上から術前、デザイン、術後です。

 
次に長い糸(エックストーシス)。細かいそばかす状のしみも取っりました(赤い斑点)。


次にスプリングアプトス。横2本通常のアプトスも入れています。


このあと、口横の残り脂肪を、リポレーザーで焼きました。


一回一回の施術の前後を見ると、解る人には解りますが、解らない人にはなかなか効果が解りにくいかもしれません。しかし、この一年半の、一番最初の写真と最後の写真を比べると、下の通りです。これなら、違い解るでしょ?


前から書いていますが、わたしのやってることは、盆栽の枝切りみたいなことです。ひとつひとつの施術の効果は一見わずかですが、お付き合いいただいているうちに、だんだんとその意味が判ってきます。
愛着も生じますよ。いったん自分が手をつけたからには、自分の作品ですからね。生涯にわたって面倒みたいと思います。

・・ただ、最近は、なかなか次のご予約が取れずに、困ってらっしゃる方も多いようで、この点は心苦しい限りです。上の方は、この一年半で4回ご予約取れたわけですが、よほどご予約のお電話頑張られたのだろうと思います。「300回リダイヤルしたけど通じませんでした」と泣きのお電話いただくこともありますが、常連さんも初めての方も、まったく差別はしていません。もうじきまた月初めがやってきますが、本当に申し訳ないのですが、頑張ってお電話してみてください。何かよい解決策ないか、私も頭をひねっているのですが、なかなか思いつきません・・。
(2015/10/27 記)

追記
昨日発売された「週刊ポスト」に、チュチュシュシュ(→こちら)でコラボしている咲江レディスクリニックの丹羽咲江先生の記事が掲載されました。男性週刊誌なので、抵抗ある方も多いかとは思いますが、咲江先生ご自身は、男性に女性の「性」を理解してもらおうと一生懸命で、「あえて火中の栗を拾」おうとしている熱意が感じられる内容です。よろしければご覧になってください。
 

ボストンに行ってきました


10月16日から10月20日までクリニックを休診にして、アメリカ形成外科学会のPlastic Surgery The Meetingsに行ってきました。私が書いたPRP(多血小板血漿)に関する論文が、2015年度のBest Paper Award(最優秀論文賞)に選ばれたからです。となりはPlastic and Reconstructive Surgery Global Open編集長のDr. Rod J Rohrich。

 
http://journals.lww.com/prsgo/pages/default.aspx の右下にmost popular という欄があります。この一番上に表示されているA new economic・・というのが私の論文です。2015年の掲載論文の中で一番閲覧数多かったのが受賞の理由です。
さすがアメリカ形成外科学会、会場とても広いです。コンサートみたい。

ボストンまでは遠いです。ふだん学会などにも出不精な私が、わざわざ足を運んだのは、医学生の娘に父親の格好いいところを見せたかったからです。娘がついてきてくれると言わなかったら、出席しなかったでしょう(授賞式に出席しなくても賞状は送ってもらえるそうです)。
5日間クリニックお休みにして、ほかの日への振り分け(お昼休みを無くしたり予備日を当てたり苦労しました)にご協力いただいた皆様、ありがとうございました。下は、会場入り口での娘とのツーショット。
 
授賞式の写真に娘も入ってもらいました。ちょっと恥ずかしがってます。

 このあとケネディ大統領の生家である記念館に行ったり、ボストンの古い街並みを散策したりして過ごしました。父と娘二人だけで旅行するのは初めてだし、こんな機会はもう無いのかもしれません。
私ももう56才。これが30才台くらいの受賞であれば、鼻高々で自慢なのですが、クリニックはそこそこ順調でこれ以上大きくしようという気もないし、賞よりも、それをきっかけに娘と二人で旅行できたことが、本当に良かったです。

(2015/10/22 記)

ヒアル子さん物語



中間分子量ヒアルロン酸は、私が製作販売している化粧品の主成分です。現在のところ、これを使用した化粧品は日本では他にありません。製品名を明示すると、ブログ記事が薬事法第86条(未承認医薬品の広告禁止)に抵触するおそれがあるので、製品名を伏して一般名である「中間分子量ヒアルロン酸」に置き換えて記事を書いています。関心のあるかたは検索あるいはクリニックHPから探してくださいね。

私は、中間分子量ヒアルロン酸(分子量10万付近のヒアルロン酸)を原料とした化粧品を製作・販売しています。なぜ中間分子量なのか?イラストレーターのかたにお願いして、私の原画(→こちら)を清書してもらいました。イラストレーターは今井久恵さん。この方の線はほんわかしていて私は気に入っています。

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ヒアルロン酸には分子量の大きさの異なる3人のきょうだいがいます。小ぶりのヒア坊、中くらいのヒアル子、大柄なヒアル姉さんです。


採用担当の化粧品会社の人たちは、3きょうだいを見て思いました。

 
すっかり自信を無くしていたヒアル子さんですが、スイスの大学の先生たちがある実験をしたところ、特別な能力があることがわかりました。表皮細胞の分裂増殖にスイッチを入れることが出来たのです。


 ヒアル子さんがスイッチを入れると、表皮細胞は分裂増殖するとともに、スイッチ付きの突起をにゅきにょきと出して、さらにヒアル子さんのコピーをも産生します。よほどヒアル子さんと相性がいいんですね。


ヒアル子さん、実は赤ちゃんが皮膚を作る過程でも重要な役割を果たしていたんです。そうだったのか、実はとても素晴らしい存在だったんだね、ヒアル子さん。

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追記
うちのスタッフのともちゃん(こちらでヒアルロン酸の前で手を広げてる子)の子供が地元のアイドルグループ「シュガーボーイズ」でデビューしました。応援してあげてくださいね。
 


公式アカウントは→こちら。「さっくん」だそうです。お母さんやスタッフたちは「さとピー」って呼んでるけど。