ヒアルロン酸とアプトス

年配の男性の口周りのしわ・たるみです。
まずは、くっきりとしたしわを、ヒアルロン酸で埋めてやります。
正面から見たところです。きれいに埋まりました。
横から見たところ、ヒアルロン酸注射前。
ヒアルロン酸注射後。「しわ」は改善したのですが、「たるみ」による頬の落ちがまだ気になります。
そこで、アプトスを3本、紫のマーカーのように、下に弧を描いたデザインで入れてやります。そうすると、赤矢印のように、下がった頬を上方向に持ち上げてくれるはずです。

術後です。予定通り持ち上がりました。
反対側からみたところ、術前。
ヒアルロン酸注射後。
アプトス術後。
写真を並べてみると、変化がよくわかります(画像をクリックすると拡大します)。

アプトスで頬が持ち上がっても、口横のたるみが残る人もいます(その場合はリポレーザーがよい)が、この方の場合は、アプトスで頬を引き上げてやることで、口横もかなり解消しました。

 アプトスで頬のたるみが引き上がる仕組みを動画で解説してみました。モデルは当院スタッフです。
(画像または→ここをクリック)

 私のアプトスの術中動画を、一般に公開するのははじめてです。糸を入れる深さ、ラインの取り方、最後の糸端の戻し(真ん中は締めたまま端のみ戻す)など、いろいろコツがあります。アプトス糸というのは「ただ入れれば上がる」というものではありません。単純な手技なのですが、単純なだけに、簡単には真似ができないと自負しています(寿司職人が寿司を握るのに似てます)。

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 さて、閑話休題。

 この春から、広告をわたしの顔写真入りのものに変えました。
 これには実は訳があって、この春、娘が大学に合格したので、お祝いに、娘の通学路の地下鉄・市バス全てに、父親の笑顔を貼り付けてやろう、と考えた次第です。
 まあ、よくよく考えてみると、娘にしてみれば、悪い気こそしないだろうけど、気恥ずかしいばかりで、それほど嬉しくもない、いかにも男親らしい発想だったかもしれないなあと、半年経った今は思います。
 しかし、せっかく広告屋さんに作ってもらったので、しばらくは続ける予定です。
(2010.10.20)